クライスラー ジープ ラングラー サハラの試乗情報

1941年に軍用4輪駆動車として誕生したウィリスMBをルーツに持つジープ ラングラーは70有余年の歴史の中で進化を繰り返しながら、機能に裏打ちされたデザインのDNAは脈々と受け継がれてきました。ボクシーなフォルム、7スロットグリルと丸目ヘッドライトで構成されたフロントマスクなど、ジープ ラングラーは他のどのSUVとは全く別物なのです。

ジープ ラングラーのキャラクター

rasa004

シンプルで機能的なコックピットに入れば、メーター類やスイッチ類が機能的にレイアウトされていることがわかります。ステアリングにはオーディオやクルーズコントロールのスイッチが装備され、左側の死角を常時映し出すモニターまで備わっているのです。伝統を頑固なまで保ち続けるエクステリアとは、全く正反対の進化を遂げています。

そのパフォーマンスは、「どこへでも行ける、なんでもできる」の道を選ばない比類なき頼もしさに確実に存在しています。

rasa001

そのパフォーマンスを実現するのは、3.6LペンタスターV型6気筒エンジンが生み出す最高出力284ps、最大トルク35.4kg・mの圧倒的なパワーと、4×4ローレンジで走行する際のアクセルの踏込を自動調整する電子制御スロットルコントロールやモノチューブショックアブソーバー、急こう配の上り坂で、ブレーキを外してから2秒間車体が静止することでアクセルを踏み込むタイミングをアシストしたり、滑りやすい急こう配の路面でも静止状態から安定した降坂ができるヒルスタートアシスト(HAS)とヒルディセントコントロール(HDC)などが装備されているところから発揮されるのです。

可倒式のリアシートを折りたためば積載量が2.000ℓにも増大し、排水栓とフロアカーペットを外せば、室内の水洗いができる機能を持つジープ ラングラーは、まさに「キングオブクロカン」といわれるだけのポテンシャルを持っているのです。

長距離ロングドライブにも最適

さて、ジープ ラングラーサハラの乗り心地はどうでしょう。

ラングラーは現在のおおくの4WD車が採用するフルタイム方式ではなく、昔ながらのパートタイム4WDとなっています。センターデフのない直結4WDなので、悪路での走破性には圧倒されます。抵抗の多い砂地や泥濘な道はもちろん、様々な条件の雪道でも如何なくその性能を発揮してくれます。最新装備のHASやHDCが与えてくれるのは確かな「安心感」なのです。

rasa002

その安心感が「快適さ」に変わるのは、オンロードでの走行の時。これまでジープといえばオフロード走行を生かすためのハンドリングやサスペンションの設定になっているため、直進安定性が極端に悪いというイメージがありましたが、ラングラーサハラはそのイメージを一瞬で振り払ってしまいました。

タイヤは適度に路面をとらえ、キャビンはフラットに保たれ、ワインディングでもしなりすぎることがないのです。何よりもオフロード走行のため確保された地上高がクリアな視界を与えてくれるので、実にゆったりとした気分を得ることができるのです。その効果はロングドライブにもはっきりと感じることができるでしょう。「どこへでも行ける、なんでもできる」という言葉が決して大げさではないことを、改めて実感することがでるでしょう。そして、むき出しの室内や外観からは想像もできないほどの静かさは、いつしか夢のかなたに誘ってくれることでしょう。

rasa005

悪路を制する者は

ラングラーサハラに装備された3.6L“ペンタスター”V6DOHCエンジン+5速ATのベストマッチしながら、ボディ剛性、強度、耐久性を高めてくれるボディオンフレーム構造と数々の先進テクノロジーは、道を選ばない比類なき安心感を与えてくれます。それでいて燃費も7.5km/ℓ(JC08モード)と、同クラスのSUV車に引けを取らない効率の良さも併せ持っています。

ラングラーサハラは70有余年の頑固ともいえるジープらしいスタイリングを保ちつつ、その中身は着実の近代的に進化を遂げているのです。オフロードでの本格的な悪路走破性とオンロードでの快適なふるまいをバランスよく抱合した新しい形のSUVが誕生したといえるのではないでしょうか。一言でいうならば、アメリカン・ブランドの持つ、適度に力の抜けたかっこよさに満ち溢れた逸品です。

rasa003

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ